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島根県技術士会

事務局及び財務委員会 活動報告

2014-09-05

≪事務局及び財務委員会 活動報告≫

財務委員長 寺田 彰憲 (建設部門)

1.はじめに

全国大会について牧山支部長や坂田副支部長から最初に島根での全国大会開催の話があったのが平成17 年11 月で、大会が終わってみると3 年という月日があっという間に過ぎていました。その間支部及び島根県内の多くの団体や会員の皆様から有形・無形のご支援をいただき、何とか成功させることができました。
この場を借りてあらためて心からの感謝を申し上げるとともに、島根県技術士会の活動の記録と、今後の参考になる(参考にならない方が多いか?)ように、経緯や数々のエピソードをここに記しておきたい。

2.委員会メンバー

■日本技術士会 中・四国支部
財務委員長 植田 幸男(支部事務局長) 広島県
財務副委員長 住岡 宣博 広島県
■島根県技術士会
財務委員長 寺田 彰憲(事務局長) 建設部門
財務副委員長 児島 秀行(理事) 応用理学部門

3.委員会の役割

事務局及び財務委員会の役割は、簡単に言えば「連携」と「金庫番」と「雑用」というところでしょうか。準備から幕引きまで各委員会と関りを持ちながら支部や実行委員長、各委員会とのパイプ役、各委員会のサポート役に徹するとともに、活動に必要な資金や人材のやりくりをして、大会終了後の決算報告書を作成するのが主要な役割となります。

4.活動経緯・内容

■ 全国大会開催の経緯
平成17 年11 月19 日、中・四国支部の牧山支部長、坂田副支部長、植田事務局長が来松され、理事会の席で正式に「第35 回技術士全国大会(島根)」の開催を引き受けてもらえないかとの依頼がありました。議論は百出し、日韓技術士会議の経験を生かして積極的に引き受けようという意見や、(社)日本技術士会のブランチでもなく、正会員が50名にも満たない島根県技術士会が大変な負担を引き受けるのかといった懐疑的な意見もありましたが、順番からいって中・四国支部のどこかが引き受けなければならないのなら、島根県技術士会が適任であるとの結論で、5 月の総会に諮ることとなった。
総会(H18.5.13)の席で経緯説明が行われ、大会自体は本部と支部のイベントなので島根県から経費の持ち出しは基本的にない(ただし、参加費の補助は行う)ことで会員の承認を得て、正式に開催受諾となった。

■ 大会会場について
開催会場の条件としては
・ 最低500人は収容できる施設とスムースな進行
・ アクセス・移動等の交通の便
・ 全国大会を開催するにふさわしい環境(景観・雰囲気)を考慮して下記の案を検討し、条件を満足できる第2案で実施することに決定した。
第1案:「ホテル一畑」で記念式典、記念講演、分科会、懇親パーティーをすべて行う。(模様替えに時間がかかり待ち時間が生じる)
第2案:「ホテル一畑」で記念式典、記念講演、懇親パーティーを行い、分科会を「ホテル一畑、ホテル白鳥」で行う。(分科会が2会場となるが移動
はスムースに行える)
第3案:「くにびきメッセ」で記念式典、記念講演、分科会、懇親パーティーをすべて行う。(懇親会が割高で雰囲気や景観が不十分)

■準備委員会の立ち上げ、基本骨子の決定汗をかくのは島根県技術士会の役割ということで、基本構想案・詳細実施案を練ってそれを支部で検討・承認するという流れで進めることになり、1 年前までに大会テーマ、分科会テーマ、テクニカルツアーコースを決めて福井大会でアピールすることとなった。
それらを検討協議するための準備委員会は当初島根県技術士会理事会が代行していたが、平成18 年9 月16 日に第35 回技術士全国大会委員会(支部)及び準備委員会(島根、後に実行委員会)を正式に発足させ詳細な検討をスタートさせた。
1)大会及び分科会テーマ
会員から広く募集したところ、多くの提案があった
[大会テーマ]
[1] 神話の国から、未来技術の創造
[2] 匠の遺産、先端技術への継承
[3] 歴史に刻まれた匠の技、先端技術への継承
[4] 美しい国づくりへの技(副題:水都からのメッセージ)
[5] 神話の郷で技術士を語ろう
[6] 地方発、技術と環境の共生
[7] 未来への神話を・匠と人間との調和によるふるさとづくり
[8] 技術神話の過去と未来(副題:世界に誇る伝統と地方発の技術)
[9] 神話の国から技の伝承(やおよろずの神々のつどう国からのメッセージ)
[分科会テーマ]
環 境:地域から発信、地球環境保全
国 際:環日本海から全世界へ
地域 振興:甦れ中山間、地方の活性
少子高齢化:安全、安心、地方からの発信
倫 理:技術者の品格
これらを元に準備委員会(H19.7.20)で検討した結果、島根という地方の特色を前面に押し出した大会とする。討議内容を充実させるためにパネルディスカッションではなく、講演方式の分科会とし、神話・地域振興・水環境(宍道湖、日本海)というキーワードを基に下記に決定した。
大会テーマ:「神話の國で語る未来技術の創造」(環境と地域再生へのメッセージ)
分科会テーマ:第1 分科会(環日本海を取り巻く環境技術)
第2 分科会(汽水域・水辺の環境)
第3 分科会(地域に根ざした技術と地域振興)
第4 分科会(青年技術士が考える地域社会)
記 念 講 演 :木原明(国選定保存技術保持者、日刀保たたら)
2)テクニカルツアー
大会の約1 年前に「石見銀山」が一度は登録延期かという逆境のなかで見事「世界遺産」に登録されたことから、メインとして石見銀山ははずせないと考えた。他には松江市内・市外の観光地を巡る案もあったがアカデミックな要素を入れたいという意見が多く、事前に支部の担当者を含む実行委員で下見を行って、三瓶山の「小豆原埋
没林」、宍道湖畔の汽水水族館「ゴビウス」をコースに取り入れることとした。

■エピソード1(福井大会でのアピール)
福井大会(H19.10.17)でのアピールには島根県から9 名の技術士と、それに中・四国支部を加えると総勢27 名の参加であった。各分科会で島根大会についてパワーポイントを使用してアピールしたが、全員の記憶に残ったのはなんといっても懇親会での渡部会長の「どじょうすくい」と松原副会長の「えびす」によるPR であった。
“渡部演芸団”として衣装や小道具(手作りの横断まく「島根で待ちょうけんね」、観光DVD等)すべてを持ち込んでの熱演には全員のスタンディング・オベイションがしばしなりやまなかった。このお陰で懇親会場において島根大会の予約が10名以上あったのはありがたかった。(だんだん)

■全国大会事務局開設と電話作戦
事務局は大畑名誉理事の骨折りにより、島根県土地改良事業団体連合会(水土里ネット島根)の一室を借りることができるようになり、平成20 年6 月21 日に関係者でささやかな開所式を行った。特筆すべきは8 月からは大会の申し込みについての問合せを受けるために、事務局に常駐者を置くこととし、渡部会長、井上副会長とともに会の大先輩である佐川喜造氏、古川秀夫氏、四方田穆氏、和田多喜雄氏及び渡部千代氏(会長夫人)の7 名が交代で事務局に詰めて対応していただき、さらに手が空いているときはラベル張りまで手伝っていただき、大変恐縮した次第です。
また、参加者数は8 月末の第一次募集〆切段階では島根県参加者が103 名であり当初参加表明していた人数にはるかに及ばないことから、急きょ電話作戦を行うこととし、井上副会長を中心に参加の呼びかけを行い最終的に151 名の参加をいただき、大会が大いに盛
り上がった。(実はこれ以上の参加者となると補助金が不足する事態も考えられ嬉しくもあり心配でもあり複雑な心境でした)

■エピソード2(メーリングリスト)
準備委員会内での意思疎通とコミュニケーションを図るためメーリングリストによる情報共有を行うこととした。支部のメンバー加わってもらうこととしたがリストをみると本部や支部幹部の方々のアドレスも含まれているようであったが、ほとんどのメンバーは最
後までそれを知らなかった。(後で本部の秋山次長から熱心な討議にたいし、感謝の言葉をいただいた。)
この後の経緯は皆様が良くご存知の通り渡部会長と支部幹部による交流パーティー会場に関する爆発寸前までのやり取りや、交流パーティー担当の幸前氏や上山氏の涙ぐましい努力がすべての方に筒抜けとなっており、事務局ではひやひやしながらも努めて冷静に対
応することとし議論は渡部会長にお任せすることとした。(このお陰で渡部会長には、対応の早さから「瞬間湯沸かし器」の名が冠せられたが、事務局は大変助かりました。)

■エピソード3(弁当の話)
準備も大詰となり、最終段階の打合せで支部のメンバーと「ホテル白鳥」で打ち合わせし、当日の持ち込み弁当の配分について打合せを始めたとたんに「うち(ホテル白鳥)は弁当の持ち込みは認めておりません!」との御宣託、一同しばらく無言で、頭の中は真白、帰りかけていた担当者と会長にもう一度来てもらって交渉するも「弁当もお茶も持ち込みはだめ!」の一点張り、最終的には白鳥分の弁当250 個はホテル側で作ってもらうことになり、ホテル一畑分は当初どおり外注することとして何とか決着した。(後日談:白鳥と一畑の弁当の評価は一畑側に軍配が上がったようである)

■財務報告
渡部会長の準備は1 年以上前から、詳細な予算計画と大会マニュアル(せりふを含む)がすべて出来上がっていた。これにはさすがに副会長・事務局も頭が下がるばかりであった。3役でさえこのような状態で準備委員会が発足したので、当初は役割分担しているものの、各委員会が何をすればよいか委員の誰も把握できてなく、しばらくは会長の頭の中とのギャップを埋めるのに全員が大変苦労した。
当初予算は1,100 万円の予算規模であったが、本部補助金や各支部からの支援、広告費等があり、最終的には1,780 万円という規模となり何とか黒字で大会を終えることができた。(添付収支決算書参照、これが最終版です)

■エピソード4(時期遅れの請求書)
財務担当者として某役所から大会の補助金として予想外の53万円が振り込まれ島根版報告書や反省会の予算として約50 万円を確保することができ12 月には最終決算報告書を作成して、財務担当者としてようやく肩の荷を降ろした思いであった。ところが年が明け
1 月末となってバス代と資料袋代が別枠で25万円の請求が舞い込んできて、思惑は完全にはずれ、島根版報告書を担当する編集委員の方々に多大なご心配をかけることとなってしまいました。最終的には、編集委員会の予算を工夫してとんとんで終えることができましたが、安心のあまりどっと疲れが出てしまいました。(それにしても10 月の請求が年明けの1月末となるとは、もう少し早くできないものでしょうか?)

5.おわりに

何と言っても、渡部会長の努力と周到な準備に敬意を表したいと思います。きっと市役所在籍の頃から全国大会の準備に相当な力を配分されて、関係機関への呼びかけ、メイン会場の予約から、予算書・マニュアルの作成まで、骨組みのところは会長の努力によるところが大きく、このたたき台がなければ準備にはさらに時間と労力がかかっていたものと思う。
また、当初なかなか会長に追いつけなかった各委員も実行段階に入り次第に各委員会が主体性を持って努力された事はメーリングリスト他の経緯を見れば明らかで、最終的には一般会員を巻き込んで島根県技術士会が一つとなり、全員の協力と熱意で大会が成功したことに、事務局としてただ感謝の思いでいっぱいです。
この島根版報告書の読者が楽しんで読んでいただき、何か一つでも頭の隅に残れば幸いです。

“収支計算書は省略”

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