総務委員会 活動報告

≪総務委員会 活動報告≫

大会実行副委員長・総務委員長 井上 正一(島根県技術士会 副会長)

1.はじめに

第35 回技術士全国大会は、「神話の國で語る未来技術の創造」をテーマで、平成20 年10月17 日(金)~20 日(月)松江市で開催された。開催の要請があったのは平成17 年11 月である。その後会員の合意形成には時間を要した。島根県は過去、平成8 年に第26 回日韓技術士会議、さらに平成14 年には日本技術士会主催の産学官合同セミナーを引受けた。しかし、全
国大会となると会員の意識の盛り上げと、財政問題、会場問題等多くの課題があったが、会員の合意形成、委員会構成を得て大会を行うことができた。

2.委員会メンバー

総務委員会は1.会場、受付、展示2.記念式典3.交流パーティーを担当した。各セクションのメンバーは次のとおりである。
1.会場 井上正一、瀬崎茂、岡村茂、大畑富紀、野田耕一、富田茂喜、山野邊大輔、原重守、山根啓典 以上 島根9 名、芳西修(山口)、福元和孝(鳥取)、栗本好正(香川)、丸城宗義(徳島)、友澤隆則(愛媛)、明坂宣行(高知) 以上他県6 名 計15 名
2.記念式典 木佐幸佳、石田弘至、今岡裕作、野田耕一、富田茂喜 以上島根5 名大田一夫、安藤敏明、外山涼一 以上広島3 名 計8 名
3.交流パーティー 幸前徹、上山善道、西村剛、山野邊大輔、石井岳男、江角慎、大掛敏博、平田守、狩野正巳、和田浩 以上島根10 名

3.委員会の役割

1. 会場 (1)大会前日の参加者案内 (2)大会当日の参加者誘導 (3) 参加者受付 (4) 総合受付 (5)展示パネル (6)弁当対応
2. 記念式典 (1)式典の人員配置(VIP 対応班、会場設営班、その他関連)
(2)会場設営 当日作業項目1)ステージ設営2)椅子設営3)司会用演台設置4)備品類設置のチエック(日章旗、技術士会旗、金屏風、生け花、生け花台、吊看板)準備作業項目1)配置図作成2)司会用の台本、(3)VIP の対応、基本的に大会役員(大会会長、副会長、実行委員長、副実行委員長)がVIP の対応(出迎え・見送り)を行い、記念式典担当はVIP の誘導、大会役員への連絡、準VIP への対応を行った。
3. 交流パーティー (1)参加者数 (2)時間配分 (3)設営 (4)受付・誘導 (5)その他

4.活動経緯・内容

1) 会場
(1) 大会会場
会場については、当初くにびきメッセを予定したが、交流パーティーを別の場所で行う必要が生じる等の理由でこれをやめ、ホテル一畑とホテル白鳥の2会場で行った。
(2) 受付ブース
大会参加者は575 名であった。内訳は北海道支部23 名、東北支部30 名、北陸支部10 名、関東支部105 名、中部支部31 名、近畿支部30 名、中・四国支部333 名(内、島根県からの参加者は151 名)、九州支部13 名であった。
受付ブースは下記のとおりである。

ブース番号内 容スタッフ
ブース1来賓
分科会関係者(講演者、発表者、主査、副主査)
芳西(山口)
岡村(島根)
女性(株)ウェブプラン
ブース2日本技術士会本部役員
大会役員
福元(鳥取)
瀬崎(島根)
女性(株)ウェブプラン
ブース3一般参加者(北海道・東北・関東)栗本(香川)
大畑(島根)
ブース4一般参加者(九州・近畿・北陸・中部)丸城(徳島)
野田(島根)
ブース5一般参加者(中・四国)友澤(愛媛)
明坂(高知)
ブース6一般参加者(島根)井上(島根)
富田(島根)
山野邊(島根)
原 (島根)
山根(島根)

 

1) 受付会場は、一般利用者との関連もあり、ホテル一畑側から使用許可の出た玄関入口の受付フロアーが狭まかった。机等の配置についても、大会当日の朝からと制限されたため、受付場所の設営を短時間で行う必要に迫られた。
2) 大会参加費は総て事前振込みであり、大会参加関係書類は大会7 日前の10 月10 日頃にJTB から本人宛に送付されたが、届かなかった人が若干いたようである。
3) 受付終了は午前10 時30 分を予定していた。しかし、ブース1「来賓、報道、分科会関係者(講演者、発表者、主査、副主査)」は正午までとしたが、大会参加者が午後もあったので、受付ブース2 は午後8 時前まで残した。担当者は島根県技術士会の瀬崎技術士、岡村茂技術士の2 名と(株)ウェブプランの女性1 名であった。
4) 総合受付ブースで当日受付した参加者は15 名であった。
総合受付の内容及び担当者は次のとおり。

 

内 容担 当副担当
総合案内会場案内、交通案内、観光案内児島(島根)
当日受付・照会当日参加者、大会参加券、大会参加証の
再発行等
JTB 松江支店寺田(島根)

2) 記念式典
全国大会のメイン行事である記念式典は、10 月19 日の午後15 時30 分からホテル一畑新館の平安の間で391 名(来賓を除く)の参加により行われた。来賓として塩谷文部科学大臣(代
理)、長尾中国産業局長、藤田中国地方整備局長、溝口島根県知事、松浦松江市長、本田島根大学学長、荒木松江工業高等専門学校校長はじめ多くの方々の出席を頂いた。
渡部実行委員長の開会の辞、続いて牧山大会委員長の開会の挨拶で始まり、高橋日本技術士会会長の式辞があった。
次いで来賓の塩谷文部科学大臣(代理)、斉藤環境大臣(代理)、溝口島根県知事、松浦松江市長、長尾中国産業局長、藤田中国地方整備局長の6 人の方々からご祝辞を頂いた。続いて来賓紹介が行われ、さらに祝電披露が行われた。
大会の最後に、参加者を代表して山本美子さん(中・四国支部)が大会宣言を高らかに読み上げ、中四国支部伊藤副支部長が閉会の辞を述べて式典を終了した。
3) 交流パーティー
全国大会の最後を飾る交流パーティーは、平安の間で336 名の参加を得て行われた。近藤大会副委員長の開会の挨拶で始まり、最初に来賓の本田島根大学長の挨拶があり、続いて来賓の神長島根県土木部長が挨拶された。
続いて来賓紹介が行われ、岩熊まき日本技術士会副会長の乾杯の音頭で祝宴に入った。
祝宴に出た料理は地元の食材を主材料としたものでバイキング形式により行われた。
アトラクションとして島根県江津市の「有福温泉神楽団」による島根県の伝統芸能「石見神楽」が約30 分間上演された。
午後8 時ごろ次回開催地の東北支部がPR した後、吉川東北支部長の挨拶が行われた。続いて牧山中四国支部長から吉川東北支部長に大会旗が引継がれた。
最後に作道大会副委員長の閉会の挨拶で交流パーティーを終了した。

5.準備期間を振り返って

全国大会を引受けることについては理事会に諮り、平成18 年5 月13 日の総会において同意を得て島根県で全国大会を行うことが決定した。
総会での承認を得ると渡部、井上、松原、寺田の4 名は、翌月から毎月(株)ウエスコの会議室にて三役会を開催し、全国大会の勉強会を行った。三役会の開催は月に1 回~2回開催し、その回数は数十回に及んだ。
その間、平成18 年9 月16 日の支部幹事会において、支部と島根県の混成チームによる準備委員会が発足した。平成18 年9 月30 日には支部から支部長他3 名が來県し、全国大会の会場として予定しているホテル一畑及びホテル白鳥を実地見聞した。
平成19 年10 月17 日の福井大会には島根県から11 名が参加し、渡部さんの安来節ドジョウ掬いと松原さんが神楽の衣装で島根大会をPR した。
また、平成20 年1 月19 日には支部から5 名が來県し、準備委員会を実行委員会(委員長渡部修、副委員長井上正一・松原利直・大田一夫・乗安直人)に格上げした。実行委員会の体制は、総務委員会(会場・記念式典・交流パーティー担当)、研修員会(ウエルカムパーティー・研修旅行・記念講演・分科会担当)、編集委員会(大会資料・PR チラシ・記念誌・広報担当)、財務委員会(予算管理担当)の4 つの委員会とした。メンバーは島根県技術士会(27名)、支部(11 名)で構成した。
さらに平成20 年6 月21 日には島根県土地改良事業団体連合会3 階の1 室に全国大会実行委員会事務局の事務所開きを行った。

6.大会当日を振り返って

大会の前日10 月17 日支部・島根合同委員会を開催し最終確認を行った。参加者は支部から牧山支部長以下7 名、広島県4 名、岡山県2 名、鳥取県2 名、島根県技術士会14 名計29名である。午後1:00 からホテル一畑にて参加者配布資料の梱包を行った。3:00 からは次第にのっとり、両会場の最終確認を行った。
大会当日、受付担当者約20 名は午前8:00 ホテル一畑に集合した。両ホテル周辺にて総合受付のあるホテル一畑を案内したが、直接第一分科会及び第二分科会会場のホテル白鳥に行く人があった。
記念式典は来賓者の名前で一部アナウンスの違いもあったが、これを除けばシナリオどおり順調に終了することが出来た。
交流パーティーは出された料理の量が少なかったとの声もあったが、シナリオどおり順調に終了することが出来た。

7.おわりに

約3 年間の準備期間を得て大会は成功裏に終えることができました。これは技術士会本部や中・四国支部関係者のご支援と国や島根県をはじめとする関係機関のご支援並びに島根県を中心とする実行委員会各位の努力によるところが大きいと思います。関係者の皆さんに深く感謝と敬意を表します。本当に有難うございました。また、大会に参加されました皆様のご支援とご協力に厚く御礼申し上げます。

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