【防災部会】防災士養成講座視察報告

日時:11月18日(日) AM
場所:倉吉文化会館
参加者:木佐幸佳、江角淳、長嶺元二

 鳥取県技術士会は防災教育に熱心なことで知られています。今秋、鳥取県が主催する防災士養成講座を委託されたと聞いて、先進的事例の視察に出向きました。

 防災士とは、NPO法人が認証する資格で、地域の防災リーダーの役割を担う人です。島根県内ではあまり耳にしませんが、H30時点で全国に約15.5万名、鳥取県内でも716名が登録されています。

 講座は土日の二日間にわたりみっちり行われ、講習後の試験に合格しなければなりませんので、180名の受講者は皆真剣です。また、一般応募の人は受講料8,380円を支払っています。そこに大人数でお邪魔するわけにいきませんので、今回は役員3名だけの参加としました。

 講義の内容は、自然災害、地震、土砂災害、風水害、予報・警報、避難、ボランティア、地域防災などをキーワードとして多岐にわたり、講師は識経験者、県職員、気象庁等の機関職員らが務めています。技術士会が委託されたコマは2時間で、その前段は伊藤徹氏(日本技術士会鳥取県支部長)による地域防災についての講義、後段にクロスロードゲームが行われました。

 クロスロードゲームとは、たとえば「自主避難をしようと思ったが、ペットの小型犬のことが心配です。一緒に避難所に連れて行きますか?。」といった正解のない出題に対し、あなたならどうするを考えさせる学習です。グループ討論により人の意見を聞き、人がどのように考えているのかを知ることができ、大変盛り上がります。鳥取県技術士会員20名がグループ討論をサポートしました。

 クロスロードゲームの設問等の詳細は、新年例会の研究発表会報告書に載せますので、関心がありましたらご覧ください。

防災士養成講座視察報告.pdf

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