平成26年9月度 オモシロ技術塾 出席者10名
会場参加:井上真、井上数夫、石橋弘行、片山直樹、石倉昭和、篠田秀一、畑和宏、大坂伊作、多久和氏、三谷康博
■日時:9月24日(水)19:00~20:30
■会場:島根県技術士会事務所(松江市黒田町432番地1の北側別館2階)
■テーマ:「諦めない」~ガーナでの体験談とその先に訪れた新たな挑戦や親子の絆について~
■話題提供者:田島大介(株式会社タシマボーリング代表取締役社長)
■講師紹介:
昨年、テレビ番組「世界の子供がSOS!THE仕事人バンク マチャアキ ジャパン」に出演されました。
任務の内容は、『アフリカ ガーナの貧困に苦しむ村へ一人で乗り込み、現地で調達できる道具だけを使って井戸を掘り、水を出し、その技術を村の人達に伝える。』と言うものでした。
そのチャレンジには、血のにじむような努力と涙があり、また、時には押し潰されそうなプレッシャーを感じながら任務を遂行されたと聞いてます。
また、そんなタシマ社長の「あきらめない!頑張っている姿」を見て、難病を抱えられ塞ぎ込みがちだったタシマ社長の御父様も、かつての夢であった「しまなみ海道自転車横断」にチャレンジされたとのこと。
■講演内容の概要
TVでも放映された、ガーナで井戸を掘った体験をお話いただきました。1本の電話をきっかけとして、人力で道具や資材の持ち込みは禁止、現地の地質も解らない中で、不可能と思われることへの挑戦だったようです。
ガーナに到着後、売り子が袋水を売っている光景や、濁った水で洗濯して再利用するなど、日本では考えられない光景をまのあたりにされたようです。
井戸掘り箇所は、平坦で水脈の見当が全くつかない地形で、岩盤に当たらないことを願いながら選定。
道具は現地調達し、現地の若者とともに掘削を開始した。初日は人数が多く集まったが、単純な重労働で水がなかなか出ないので熱意が冷め、人数が次第に減っていくという状況に見舞われながらも、田島さんは班編成を行うなど若者たちの意欲をかきたてる工夫をされ、また、体調が悪くなるなか、あきらめない姿勢と熱意で無事井戸を掘り上げました。
また、小学校での井戸掘り指導や、ガーナでの体験をきっかけとして、田島さんの父親がしまなみ海道を自転車で完走するなど感動的な講演内容でした。