平成28 年度 島根県技術士会 防災部会の活動案内
本年4 月に熊本地方を襲った大地震(熊本地震)、10 月の鳥取県倉吉市を震源とする地震を通して、海溝型地震だけでなく、改めて内陸型(活断層型)地震に対する向き合い方が問われていると考えます。
そこで防災部では、以下のテーマで本年度の活動を企画しました。
「島根県民は内陸型(活断層型)地震とどう向き合えばいいのだろうか」
島根県民の多くは、本県は確認されている活断層が少なく、大きな活断層型地震が発生することはまずないと思われているのではないでしょうか。当部会の長嶺、畑もそう考えていました。しかし、ほんとうにその認識でいいのでしょうか。
防災部会では2000 年~2013 年の毎年発生している県内の小さな地震(体に感じないほどの地震)震央の分布を調べ、その震央分布が毎年ほぼ線上に明瞭であることに着目してきました。本活動では、その中から、まずは弥栄活動セグメント(弥栄断層)を取り上げ、現地地形視察も合わせて、上記テーマついての意見交換を行いたいと考えています。この活動はあくまで県民目線で行うものであり、専門性は必要としません。ご関心をお持ちの方ならどなたでも参加くださいますようご案内いたします。(視察は2 日間を予定していますが、初日だけ参加も可です)
<活動予定>
■11 月26 日(土)
●午前10 時30 分 三隅・美都温泉に集合 午前10 時30 分
※参加者の住居地を考慮して車に便乗して集合いただく予定です。
●10 時30 分~12 時30 分 事前ミーティング(昼食時間も含む:昼食は部会で手配)
※地震関連資料の説明と意見交換及び現地視察場所の要点説明
●現地視察:5 箇所程度の断層露頭や地形の観察とドローンによる断層地形撮影
12 時30 分~16 時30 分
目的→ 熊本地震では地震後、地表面に断層のずれや段差が線上に確認されました。
では県内の活断層として公表されている弥栄セグメントが、どれほど現在
の地形や露頭に現れているか、否か、地元の断層への認識は?などを視察
し、内陸型地震の知識を深め、防災意識を高める手がかりが得られないか
と考えています。
※予定コース<別紙参照>
断層露頭(塩見地区)→ 断層露頭(板井川地区)→断層地形(田野原地区)
▼案内役は加藤芳郎氏(応用理学部門)にお願いしています。
▼田野原ではドローンにより空中から断層地形撮影を予定しています。
■初日だけの参加者は解散(参加者の帰宅地を考慮して配車する予定です)
■宿泊地(美都温泉)に移動し視察の資料整理・意見交換を行う
■11 月27 日(日)
午前中、26 日撮影したドローン撮影画像も交えて、宿泊地で意見交換。
●10 時~12 時
田野原地区以外の地点でも可能ならばドローンで断層地形撮影の実施。
視察終了
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★参加希望者は、下記までメールでお知らせください。(11 月11 日まで受付けます)
担当 畑(はた) k-hata(アットマーク)ohda-con.co.jp
※<26 日だけの参加> <26 日・27 日の参加> を明記してください。
★移動方法は参加者を確認後、改めて連絡いたします。
★宿泊者は各自5000 円程度のご負担をお願いたします。(人数により変更あり)