【水資源·水環境分科会】国指定重要文化財 旧美歎水源地水道施設及び三滝ダム(土木 遺産)の視察

企 画 内 容

今回、「国指定重要文化財」に登録され、1915 年(大正5 年)の完成した『旧美歎水源地水道施設』及び『三滝ダム』の視察を実施することになりました。
旧美歎水源地水道施設は、山陰地方で最初に建設された近代水道施設(全国では29 番目)です。この施設が完成したことにより、これまでは非衛生的な水を利用していた鳥取市街地の人々に、安全で安心な飲料水が供給されるようになり、鳥取市の発展に寄与しました。
また、三滝ダムは鳥取県八頭郡智頭町に位置し、1937 年に完成した堤高23.8m、堤頂長82.5mの発電用ダムです。このダムは日本で最後に建設されたバットレスダムと呼ばれる形式のダムです。水圧を受ける鉄筋コンクリート版(遮水壁)を扶壁(バットレス)によって支える構造で、日本では扶壁式ダムとも呼ばれます。この形式のダムは14 年間で8 基しか建設されず、現存するのは6 基のみという希少な形式なものです。その希少性から三滝ダムは平成14 年度の土木学会選奨土木遺産に認定されています。
今回の視察では、山陰地方で最初に建設された近代水道施設を視察することにより、松江市の忌部浄水場と対比させながら、山陰地方の水道がどのように近代化されたのかについての検証するものであります。あわせて、希少な形式を残している発電用ダムを視察し、昭和初期の水資源の利用について知見を得ることも目的としています。

視 察 予 定

実 施 日  令和元年年11 月09 日(土)
移 動 方 法  ジャンボタクシ-による移動
参 加 費  3 , 0 0 0 円程度

申 込 · 連 絡 先

連 絡 先: 株式会社アトラス 大掛 敏博
TEL:0852-37-0001 FAX:0852-37-1500
E-mail:ogake(アットマーク)atlas-co.jp
申込締切:令和元年10 月20 日

画像:Copyright © National Land Image Information (Color Aerial Photographs), Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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