【活動報告】2015年3月度 オモシロ技術塾

【活動報告】2015年3月度 オモシロ技術塾

平成27年3月度 オモシロ技術塾 出席者2名
会場参加:富田茂樹、大坂伊作

■日時:3月11日(水)19:00~20:30
■会場:島根県技術士会事務所(松江市黒田町432番地1の北側別館2階)
※事務所にはトイレがありませんのでご注意ください。
■話題提供者 三谷 康博(ウエスコ)
■テーマ:「土砂ダムの決壊前兆現象の抽出について」
■話題提供者からのコメント:
土砂ダムは山間地に存在する天然のダムで、斜面崩壊や地すべりの崩壊土砂が河川をせき止めることで形成します。土砂ダムが決壊すれば、多くの人命や資産に被害をもたらすことがあります。
土砂ダムの決壊を予測するのは、非常に困難です。もし、決壊の前兆だけでもつかむことができれば、二次災害による被害拡大を抑えることにつながります。
今回は、土砂ダムの決壊の前兆をつかむために行った再現実験と実際の土砂ダムで行った物理探査について紹介します。

■講演のキーワード
・土砂ダムは「越流浸食」「すべり」「パイピング」による決壊がある。
・規模が大きい(崩壊土砂は数千万立米になることも)
・パイピング決壊の研究例は少ない。
・土砂ダム上でチェーンアレイ探査、1m深地温探査、自然電位測定を組み合わせる(比較する)ことで、見えてくるものがある。
・模型実験を行ったが、再現性は良くなかった。今後研究を進めていく必要がある。

※参加者は少数でしたが、その分、いろいろな議論ができました。

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