平成29年8月度 オモシロ技術塾 出席者9名
参加者:稲田 誠、中村 直樹、長島 哲郎、大坂 伊作、福井 晴子、井上 数夫、永海 飛鳥、斎藤 龍太、山崎 富男
【講習所感】
CIMを単なる合意形成のツールとしてでは無く3次元の地質解析技術に応用した例などの紹介がありました。
また、講師自身によるCIM3次元地質解析コンソーシアムへの参加を通して、3D化のメリットデメリットを正しく把握した上での利用が必要であることを説明されていました。
■日時:8月23日(水)19:00~20:30
■会場:パブリックスペース「和(なごみ)」(出雲市)
http://www.world-ss.co.jp/HP2/nagomi/index.html
※8月は開催場所が通常と異なりますのでご注意下さい。
※駐車場数に限りがありますので、なるべく乗り合わせてご参加下さい。
(満車時は代替え駐車場あり)
■話題提供者:花本 孝一郎【建設部門、応用理学部門他】
■テーマ:「CIMにおける3次元地質モデルの位置づけと今後の展望」
■話題提供者からのコメント
建設関連産業従事者の減少、高齢化などを背景に、国交省の主導により、数年前からCIM・i-Constructionとして建設関連事業の効率化、省力化が進められてきています。
このような中、3次元地質モデルは明確な品質基準や技術体系がなく作成者の主観的な判断に委ねられていたため、「技術者の解釈と想像力を加えた推定モデル」と位置付けられ、標準化が遅れていました。
品質が担保されていない3次元地質モデルが流通することにより、地質解析技術そのものへの信頼が損なわれかねません。
全地連では、この問題に対して、3次元地質解析技術を標準化並びに技術の普及を目指してコンソーシアムを立ち上げて、昨年度から活動しています。
今回は、CIMやi-Constructionにおける3次元地質モデルの位置づけと標準化について、全地連コンソーシアムの考え方や取り組みなどを紹介させていただきます。