令和3年6月13日(日)、6月20日(日)の両日、出雲文化伝承館において出雲流庭園文化講座を行いました。今年で4年目になりますが、新型コロナウイルス対策で参加定員は通常の半分の15名でした。
第7回の講師は宇野真一技術士で、「菅田庵から伝承館まで」と題し、出雲流庭園の特徴や出雲流の発祥と言われる菅田庵から現在の出雲流庭園までのデザインの変遷、また地域文化としての出雲流庭園の価値などについても話をしました。この日の講座の模様は6月15日の山陰中央新報にも写真とともに掲載されました。
第8回の講師は木佐幸佳技術士で、「地方に残る庭園文化―出雲と津軽」と題し、青森の津軽地方に残る「大石武学流」の庭を紹介し、出雲流庭園との違いや共通点についてについて解説するとともに、これからの出雲流庭園の活用や保存の取り組みも提案しました。
講座の後、実際に伝承館内の豪農屋敷庭園を散策し、庭の特徴や見所等について、林、宇野、原、木佐、武田の5名の分科会メンバーによりガイダンスを行いました。両日とも天気に恵まれ、の参加者もからは活発な質問や意見が飛び出しました。