2011年11月26日(土)松江高専にて、青年部会主催の産学交流企画を開催しました。青年部会では、平成19年度から島根大学、松江高専との産学交流イベントを開催しており、今年で5年目となります。
今年の企画の“ねらい”は、『あるテーマについてグループで議論し、学生と技術士との交流をはかる。そのなかで、“現状の把握”→“課題・問題点の抽出”→“解決策の提案”→“成果の作成・発表”という、技術者が普段やっていることを学生に体験してもらう。それらに加えて、“達成のためのスケジューリング”、“プレゼンテーション”、“コミュニケーション”なども体感してもらう。』というものです。今年の参加者は高専から9名、日本技術士会中国本部青年技術士交流会から7名、島根県技術士会から15名、合計31名の参加がありました。参加者は4人1組で指定された場所に行き、『10年後にあると思われる技術を応用し、指定場所周辺で役に立つモノ(機械、装置、施設等)を考えて』もらいました。指定場所には「JR松江駅北口、大橋川、山陰合同銀行本店展望台、堀川遊覧船、田んぼ、イングリッシュガーデン前駅、恵曇港、島根原子力館」の8箇所を選び、クジにより班ごとの場所を決定しました。
一点の雲なく澄みわたる小春日和でしたので、野外活動には最高の日でした。指定場所では、現状をよく調査し、その中から自分たちなりの問題点を抽出しなければなりません。また10年後にあると思われる技術を、各班なりの根拠をもとに想像しなければなりません。各班ともに、様々な視点で現状分析をし、提案の方向性を探っていたと思います。
プレゼンは5分厳守で行うこと徹底してもらいました。プレゼンは現場で撮った写真の他にイラストやオートシェイプなどを駆使して作られていました。あとで優秀発表賞を4賞選びました。優秀賞は“イングリッシュガーデン前駅”での地中熱発電、“島根原子力館”での放射性物質リアルタイム計測、“田んぼ”での白鳥を活かした丼物、“恵曇港”でのロボット漁師ということになりました。前者2つは、現状としてあるニーズや実現性を良く踏まえた上でのよい提案だったと思います。後者2つはプレゼンのオモシロさが光りました。相手に対してわかりやすくかつオモシロく説明するというのはとても重要な技術だと感じました。
終了後、参加者から、「年々企画内容がオモシロくなっている」「学生達の積極性には驚いた」などの意見が聞かれました。
機関ごとに前に出てもらって自己紹介をしました。これは松江高専の自己紹介の様子。○○君(名前を失念しました)に代表してみんなの紹介をしていただきました。
中国本部青年技術士交流会の自己紹介。高木委員長にみんなの自己紹介をしていただきました。
島根県技術士会の自己紹介 小村青年部会長にみんなの自己紹介をしていただきました。
島根県技術士会の自己紹介 小村青年部会長にみんなの自己紹介をしていただきました。
各班の代表(学生)が前にでてクジを引きます。どの班も『田んぼ』だけは引きたく無かった模様でした。(結局一番最初のくじ引きで田んぼが出てしまいました)
ごはんを食べながらの作戦会議。班によっては外で食べた人たちもいました。11:30~15:30までのスケジューリングはすべて各班に任せていましたので、それもそれぞれの作戦です。
1班 山陰合同銀行本店展望台
山陰合同銀行本店展望台からの眺め。天気がよかったので最高です。ー 場所: 山陰合同銀行本店展望台
4班 イングリッシュガーデン前駅
ちょうど電車の発着時間でした。ここからの乗客はチラホラいる模様です。
5班 堀川遊覧船
堀川遊覧船のりば(黒田町のふれあい広場)からスタートです。
原子力館内の休憩室でミーティング。
ここからは恵曇港、日本海、大山、宍道湖、松江市街が一望できます。
8班 大橋川
くにびき大橋の上で記念撮影 本当にいい天気でした。
大橋川ではなにやら掘削工事中のようです。みんなが注目しています。
何かひらめいたか!?